
ちょっと忙しくて、、、
ブログの更新を考えると 久しぶりの休日も気分転換が出来ない。
だからしばらくブログを休みにしようかと決意したのだが、
それはそれで、やっぱり、気持ちが晴れない。
昨日は夜から雨が降ることが分かっていたので、
天気のいい午前中に銀を連れて近くの海に散歩に行った。
夏が終わって人気のない海は、トノサマバッタ等の格好の棲家になっていて、なんとも魅力的だ。

■今にも飛び立とうと準備しているトノサマバッタ

■ツチイナゴ
日差しこそかなりきついが、海を渡ってくる風は完全に秋の風で心地いい。
我が家の銀は川に連れて行っても、海に連れて行っても、
相変わらず気に入った小石さえあれば、後は何もいらない。
ひたすら小石を転がそうとするのだが、さすがに砂浜では難しいらしい。
直ぐに埋まってしまうため、何度も別の石を探さなければならない。

■考えてみたら、海に来たのは生まれて初めてかもしれない。
それでも「小石」以外に興味を示さない銀
小石ならどれでもと言う訳ではない!
こだわりの選別基準が彼にはあるらしい。
時折、打ち付ける強い波は日本の太平洋上を北に進む低気圧の影響だろう。
この日の3時、台風12号(マラカス)は日本の海上で温帯低気圧になっている。
今年の異常気象を締め括るのに相応しいのがこの台風だ。
マリアナ沖で発生した台風は北上し、日本に近付くにつれて日本の太平洋側の高い水温を糧に、
990hp程度の小さな台風から956hpになったのは、千葉の房総沖海上での話しだ。
その時の風速は40m。立派に危険な台風だ。
にもかかわらず、直後に偏西風からの強く冷たい風の影響を受け、日本列島上陸を阻まれた上、
温帯低気圧に変化させられた。

■温帯低気圧になった台風12号の影響か、波も風も強かった
台風とは、熱帯低気圧が発達して、中心の風速が17.2メートルをこえたものを言い、
熱帯低気圧は、その名の通り熱帯や亜熱帯の海で発生し、
暖かい海からの大量の水蒸気をエネルギー源とする低気圧だ。
温帯低気圧は、中緯度地域で発生し、発達する低気圧で、
北の冷たい空気と南の暖かい空気が混ざろうとして、うずを巻くことで発生する。
低気圧の東側には南からの暖かい空気が入るため、一般に
温暖前線ができ、
西側には、北からの冷たい空気が入るため、
寒冷前線ができているのが特徴だ。
台風が温帯低気圧に変る原理は、
台風も北へ進むにつれて、周辺の空気との間に温度差を生じ、
台風域内の暖かい空気が冷たい空気と混ざりはじめると同時に前線ができはじめ、
台風としての性質が徐々に失われ、温帯低気圧の性質が強くなって、
ついには温帯低気圧に変わってしまうというものだ。
だから多くの台風は日本付近に近づく時には、大きな覚悟が必要となる。
戦にたとえると
それは熱帯の海と違って、低い海水温による兵糧攻めにあいながら、
最後には弱まり討ち死にしてしまうような状況だからだ。
その際、一矢報いるために、日本列島に上陸して悪さをし、直後に傷だらけの温帯低気圧になり消滅する。
しかし、今回のようにいつまでも海水温が高い状況は、
台風の兵糧は十分なうえに、次々と加勢するものもあり、勢力を拡大しながら、進軍してきたが、
いきなり
偏西風による奇襲を受けて、総大将が討ち死にし、
統制の利かない軍勢だけが残っている状態。
実は 結構 危険である。台風では風が強い領域は中心付近に集中しているのに対し、
温帯低気圧では広い範囲で強風が吹くのが特徴で、広い範囲での警戒が必要だ。
まさに
ならず者の集まりなのだ。

とはいえ、
日本列島に台風が上陸できなかった事を見れば一目瞭然だが、
明らかに偏西風が南下している。偏西風の南下は海水温を下げ、海流にも影響を与える。
長期予報で未だ暑さがぶり返すような事を言う気象予報士もいるが、
おそらく暑さはこのまま戻っては来ないだろう。
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