
あいにく昨日から天気は雨模様だが・・・・・
実家の母から5月の13日に茶摘みをしたいから手伝ってほしいとの連絡があった。
今年の天候はなんとなく変だ。
GWから昨日まで気温が高い。
本来この時期の高気圧は四月に比べると東西に広がっているので、帯状高気圧ともいわれ、この高気圧から吹く風はゆるやかで、風薫る若葉の季節をもたらすものだが、今年はその張り出しが大きく太平洋に大きく張り出したため、熱い空気が日本列島に入ってきた。
こんなわけで、ちょっと暑かったのだが、今日はいきなり寒くなった。

天気図をみると、
一時的にオホーツク海高気圧が現れ、そこから冷たい北東気流が吹いてくるために生じた悪天で、
関東以北は気温が低下している。
なんとなく、梅雨のはしりでは?と心配はしていたが、
今日の夜には雨も止み、明日から当分は天気がいいらしい。
何とか五月晴れの中での作業を期待したい。
二十四節気では「立夏の次候」にあたり、ミミズが這い出す時期だ。
この時期に「ジー・・・・・・・・・・」という鳴き声が戸外からするようになると、
亡くなった祖母は
「ミヤマルドウ(シーボルトミミズ)が鳴いている!」としきりに言っていたが、実際はクビキリギリスであることが多かった。

田んぼの側であれば、ケラが鳴いている事も多いのだが、
ケラは地面の中で鳴くことが多いため、音が篭って反響している。
シーボルトミミズとは
30~40cmを越えるような青紫褐色の巨大ミミズで、一般のミミズとは区別されていた。
本当に幼い頃は、この声が聞こえる時期になると、裏山でおしっこをするのを控えるようになったものだ。
これも祖母によく
「ミミズに小便をかけるとちんちんが腫れる」と言われたためだが、実際、子供の頃裏山でしていると、大量の水分と水圧に刺激され、
浅いところに出ているやつはいきなり暴れて出てくる事は珍しくなかった。
これは
「外ですると雑菌が付きやすい」という説と、
「田畑に養分を与えるミミズへの尊敬と感謝に由来する迷信である」とする説が主流であった。
しかし近年、
刺激を受けたミミズが刺激性の防御液をかなり遠くまで噴出することが知られるようになり、
ミミズの噴出した防御液が原因で急性炎症する可能性があることも明らかになっている。
祖母にとっては巨大ミミズの異様な姿がもつオーラが、
他のミミズとは違った特別の能力を持つものだと思い込んでしまったのだろう。
鵜呑みにする必要はないが、
昔の人の言い伝えには必ず何かの根拠があるということを考えるべきだと痛感させられる。
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