
■開花宣言の朝、こんなに咲いている桜(まだ夜明け間もないので暗くてすみません)
今朝は急に寒くなるということだったので、いつもより1枚ベストを足して散歩したが、
さほどでもなく、手袋すら要らない感じだった。
いつものように散歩していると、桜がけっこう咲いているではないか!!
昨日は明け方まで、雨が降っていたため、散歩は中止したので、開花には間に合わなかった。
咲き始めた時期、花の色や大きさ、葉と花が同時に開いている感じからすると「山桜」なんだろうか?
静岡は今日、「桜の開花宣言」が出た。 急に春らしくなり、我が家の植物も一斉に花が咲き出した。

■チューリップ ■レンギョウ ■サクラソウ

■つる日々草 ■ラベンダー ■ローズマリー(これは冬も咲いていた)

そして、割とよく見かけるが、名前が知られていない
■スノーフレーク(大待雪草=別名:鈴蘭水仙)
鈴蘭とよく似ているが、鈴蘭はユリ科。こちらはヒガンバナ科で全く別物。
■ムスカリ(青い小さい花)
■スイセン
考えてみれば、明日は
彼岸の入り。
昔から、「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、もう本格的な春が直ぐそこに来ている。
「彼岸」は雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のこと。
雑節とは、二十四節気では十分に季節の変化を読み取れないため、
その補助をする為に考えられた日本独自の暦のこと。
その背景には、四季が複雑な日本列島において、季節の移り変わりを正確に理解できれば、
農作物に多大な損害を出さずにすむという自然現象と農業の深い関係があったと推測できる。
だから、「彼岸会法要」は日本以外では行われていない。
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、
遙か彼方の極楽浄土(西方の遙か彼方にあると考えられている「阿弥陀如来」が治める浄土)に
思いをはせたのが彼岸の始まりといわれている。
太陽を信仰する日本人らしい発想だと思う。
一方、天照大神が住むという高天原(たかあまはら)南西方向にあるという説が有力なのが興味深い。
あくまでも日本の神様と異国から来た神様の使い分けは出来ているのだ。
日本で初めて彼岸会が行われたのは804年。
崇道天皇(早良親王)のためだそうだ。
この、早良親王は、桓武天皇の弟で、皇太子でもあった親王 藤原種継の暗殺事件に関わったと疑われ、
無実の罪で幽閉され、無実を訴え配流される途中で亡くなる。
その後、怨霊として恐れられ、上御霊神社・下御霊神社などに祀られたそうであるが、
無実の罪に陥れた張本人である桓武天皇は長岡京からの遷都を余儀なくされたばかりか、
平安京遷都にあっても、都の周りに、魔界からの侵入を防ぎ、怨霊のたたりから逃れるための、
様々な装置を施すことになる。
四方に守護神を配し、鬼門には鬼門除けを幾重にもはり巡らしたといわれている。
こんなとんでもないことから始まった彼岸会だが、
本来の目的は、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な
6つの徳目
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を1日に1つずつ修めなさいということらしい。
「六波羅蜜」の教えとは、[布施]他人へ施しをすること、
[持戒]戒を守り、反省すること、
[忍辱]不平不満を言わず耐え忍ぶこと、
[精進]精進努力すること、
[禅定]心を安定させること、
[智慧]真実を見る智慧を働かせること。
せめて春と秋の年に2回くらいは実践しろ!ということだろう。
でも、これは難しい。
ところで、
彼岸の中日、真西に沈む夕陽を拝むと特に功徳があるらしい?
これ位なら天気がよければできそうな気がする。
ちなみに3月21日の日の入時刻:17 時 58 分、お忘れのないように!
それと、ぼたもち。
あずきは古くから邪気を払う効果がある食べ物として食べられており、これなら無理すれば6個はいけそうだ。
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