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円の壁の意味

自宅の設計コンセプト


先日、kikuguitarさんから壁のことで質問されたのですが、
円の壁にはこんな意味がありました。


自宅の設計コンセプト

●恵まれた自然環境を生かしながら、機械に頼らないで快適な室内気候環境を!

 敷地は、年間を通じて気候が温暖な静岡市内のほぼ中央。
 夏期の日中は、海風が南東あるいは南方向から吹き、夜は、陸風が北東、北方向から吹く。
 この恵まれた自然環境を生かしながら、機械に頼らないで快適な室内気候環境を整えるために、
 コンクリートの大きな熱容量を利用する。

  ○太陽の光、熱をコントロールする
   熱調整のために、南面に奥行き1m程度の緩衝帯を設ける。
   緩衝帯の内側にダイレクトゲインのためのコンクリートの大壁を設置する。
   この壁には夏は緩衝帯が庇の機能を果たし、太陽光が当たらないが、
   冬は、部屋の奥まで差し込む太陽光を受けて、あたたまる。

  ○風をコントロールする
   建物はコンクリート造にも拘らず、梁の無い厚さ200mmのフラットスラブ工法を採用することにより、
   熱溜りがなく、空気の流れを調整し易いようにする。
   各部屋は部屋単位での通風を確保した上で、部屋のドアを開け放つことにより、
   建物全体を風洞のように、風が通り抜けるように配置する。
   地熱を利用した中央のコアは、エアチューブとして、夏は、熱気を排出したり、
   冬はコールドショックを防ぐ役目をしている。

  ○植物を利用した断熱対策
   屋根はルーフガーデンを兼ねて「土と植物」による断熱対策とする。
   壁は、ウレタン系断熱材と木板による外断熱とし、西側外壁面はトレリスによる、
   植物を利用した断熱対策を行う。



と、

快適な室内環境の自宅にすることを夢見て計画したのだが・・・・、
「しばらくの間は、コンクリート打ち放しの外観も捨て難い」
ということで、外断熱を後回しにしたのが、大きな失敗。

夏はそれなりに涼しいが、冬は暖房つけてもつけなくても、12℃~16℃。
辛い冷え込みはないが、いつでも厚着をしなければならず、
身を以て、どうしたら快適な室内環境の建物作りが出来るか、いい勉強をさせてもらっている。

だからこれ以降は、エアコンを殆ど使わず、快適な室内気候を得ることができる建物を
数多く世に出す結果となった。

とはいえ、大変なことに、この家は妻の両親との二世帯住宅。

計画した本人は、暑かろうが、寒かろうが仕方がないが、この住宅の建設以来、
ずーっと、妻の両親には迷惑をかけていることになる。
外側を断熱材で包めば完璧になることは計算上も経験からも判っているのだが、
折りしもこの不況・・・・・

当分の間、この寒さは続きそうだ。

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コメント

[C29]

私の質問が、手間を掛けさせてしまったようで、
イラストまで付けて細かく説明していただいて恐縮しております。

丸い窓は太陽光を積極的に取り入れる働き、
コンクリートの壁は厚さが20センチ(厚い!)にして、
蓄熱の働きをさせるということでしょうか。
外断熱をほどこして。

こういった方法は、
常に氷点下の冬の北海道でも効果はあるんでしょうか。
  • 2009-12-28 14:01
  • kikuguitar
  • URL
  • 編集

[C30] kikuguitar様

手間はかけてません。大丈夫です。
コンクリートは比重が大きいため熱容量が高く、蓄熱に向いています。北海道などの寒冷地でよく使われている蓄熱暖房器はもっと比重の高い酸化マグネシアか酸化鉄の材質のレンガを使用していますよね。それと一緒だと思ってください。太陽熱を吸収するか、電気で作った熱を吸収するかの違いはありますが、同じ原理です。
氷点下の場所でも使用可能ですが、日照時間が1日5時間位はないと難しいでしょう。
小樽の気候はどんな感じなのですか?
日照の短い日本海側のような場所では、ソーラーウォールのように太陽熱を効率よく集めて室内に送り込むシステムの方が確実です。

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