新年度に入り、ずーっと休んでいたブログを以前のように定期的ではないが、時々は気まぐれに再会してみようと思いたった。
以前も書いたが、私の起床時間は夏に向けて、早まり、それが過ぎると、日の長さや気温に応じて徐々に遅くなる。私の一日は今の時期では、午前4:30分前くらいから始まる。
起床後、15分ほどで身支度を整え、いつものように1時間程度の散歩から始まる。
この時期なら、少し歩き始めると、丁度、
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。」感じ、

散歩中にみた静岡の朝
静岡の
4月1日の日の出は5:34分だから、
いわゆる
薄明(はくめい:太陽がまだ地平線より上に顔を出していない時間帯)、
もう少し加えると、
-♪ミルク色の夜明け、見えてくるまっすぐな道。忘れないよ!この道を。パトラッシュと歩いた、空に続く道を♪-
の
ミルク色の朝にあたる時間帯。
と言うのは毎日私のお供をしてくれる銀(愛犬)の後姿を散歩の時、見ていると、ついフランダースの犬(監督:黒田 昌郎)のパトラッシュ(実際、アニメに出てくるパトラッシュは主人公のネロより大きい、大型犬)に見えてしまい、色合いが似ていて、想像してしまう。

本当につまらないのか、私との朝の散歩では殆ど尻尾下げたままの銀の後姿がパトラッシュを想像させる。

アニメ フランダースの犬 パトラッシュ

実際のフランダース犬:ブービエ・デ・フランダース
話を戻すが、清少納言のいた京都では静岡より、日の出は10分程遅くなるが、
この時間には当時の人はとっくに起きていた。
平安人の起床は内裏の門が開かれる、午前3時頃らしい。
(詳細は
「十三夜 夢幻」で)
だから、真冬など、日の出までの時間は気持ち的には相当長いものになってしまう。
そして、冬から春になった期待感、気温と光のバランスが絶妙のこの時期、太陽の未だ姿を現さない静寂の時間(薄い水蒸気と入射角度の浅い、赤、橙、黄の色の世界)が、とても安らぎと趣を感じるのは日本人の普通の感性であろう。
毎日、日の出後に起きる人も、この時期にはたまには早起きしてみるのもいいと思う。
しかし、のんびりしていると、この時期、毎日凡そ、1分刻みで日の出が早くなる。
また、花曇りといわれることの多いように、移動性高気圧の動きは早く、
日本南岸に前線の停滞しやすいため、晴れの日は少なく、あっという間に夏が来てしまう。
とは言え「春眠、暁を覚えず」のとおり、
冬モードから春モードの切り替えがうまくいかない人は、
なるべく早く床に着き、早起きし、
たっぷりと朝日を浴びることをお勧めします。
これにより、冬モードの体は春モードに切り替わり、メラトニンの分泌を調節します。
くれぐれも、夜更かしして、強い照明の中にいる事の無い様にしなければならない。
さもないと、メラトニンの分泌量が減って、体内時計に休息の時刻が伝わらず、
睡眠覚醒リズムが乱れる原因となるからだ。
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フランダースの犬...懐かしいですねぇ...子ども達と一緒に観ていましたっけ...~