
■11月3日(文化の日)散歩の帰りに見た月
先週は雨天の日が多く殆ど散歩が出来ず、やっと昨日より再開した。
さすがにこのところ夜が明けるのが遅くなったため、出発は4時50分位となる。
私の歩き始める時間は、静岡でも空は星で覆われている。
昔は200m程先にいる人の顔であれば、確実に視認できたのだが、
さすがに今では目も悪くなり、北極星(1.97等)程度までしか見えなくなってきた。
このところ気になって仕方ないのが、東の空に見える月の存在。
なんともきれいな
下弦の三日月になっている。
日本人は満月も好きだが、月全般の様々な形を心から好きである。
半月のことを日本では
満月前は上弦(7日)の月、満月後は下弦(21日)の月と呼んでいる
見たときの形から、月の下半分が輝いているもの(∪型)が上弦、
上半分が輝いているもの(∩型)を下弦と言われるのを聞くことがあるが、
実はそれは誤りだ。
なぜなら、同じ月でも、昇った直後と沈む直前とでは上下がほぼ逆になるためだ。
太陰暦で考えれば、新月の直後に見える前半の月を上弦
そして15日の満月を過ぎて徐々に削られる月を下弦という。
したがって、形だけで見分けるのであれば、月が沈む頃の形で判断すればいい。
月のどちらが光るかは、太陽の場所できまる。
太陽に近い側が光るからだ。
上弦の運行は太陽に6時間遅れていて、12時にのぼり24時に沈む。
下弦は6時間進んでいて、0時にのぼり12時に沈む。
すなわち、下が光りながら西の空に沈む月が上弦の月、
上が光りながら西の空に沈む月が下弦の月だ。

ところで、
世界中で人気のある三日月だが、その光る面積が満月の1/6しかないため、
光度は1/300にすぎないらしい。
それでも昔から多くの人にそのデザインは取り入れられた。
クロワッサンの形、
イスラム教のシンボル、
そして日本では伊達政宗の兜の鍬形や旗本退屈男の眉間の傷、
月光仮面の額にあるマーク、花王の「月のマーク」など多種多様だ。
なんとなくシンプルでシャープなスタイルが好まれるのかも知れない。
三日月の話を聞いて、改めて三日月を見たいと思ったみなさん。
今日11月3日は旧暦の9月27日。
明日と明後日は天気がよくても新月なので、殆ど月は見えません。
見るのであれば11月7日~9日。
今度は一番シャープな上弦の三日月が 西の空に見えるはずです。
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「まるひ、くさつき帳」の草月愛弓です。
拍手、ありがとう。
下弦の月の話、初めて聞きました。
月っていいですね。太陽とは違う、
青白い光がどこか、包容力があるものに
感じます。わたしも満月よりシャープな月が
好きです。
静岡、素敵ですね^^ 何度かいったのですが
やはり憧れの地の一つです。お茶も、東照宮も、
蓬莱橋も大好きです。
どことなく、科学の目が入っていてきれいな
感じのするブログに思いました^^
また、お邪魔します。
訪問、ありがとう^^
くさつき