一昨日は十三夜。ふと気がついたときには時計は8時をとっくに過ぎて、9時近くなっていた。昔から、十五夜の月を見て、十三夜の月を見ないのは、「片見月」といって嫌われるので、とりあえず、外に出てお月見と思ったのだが、出てみて、びっくり。月は完全に真上に昇ってしまっていた。十三夜の月は、栗や豆を供えることが多いため「栗名月」又は「豆名月」とも呼ばれる。前にも書いたが、十五夜の月を鑑賞する習慣は中国から伝わっ...
東京でも大阪でも木枯らし1号が吹き、冬の気配が足早に近づいてきた。冬と言えば「火の用心」の本格的シーズンだ。通常はあまり気にしないのだが、木枯らしのシーズンになると、火の用心!火の用心!と言わんばかりに、黄色く色づき、そして強烈な臭いを発するのがイチョウの木。なぜ、イチョウが「火の用心」と言っているように思うのか・・・子供の頃から、イチョウの防火性について、いろいろな人に教えられたために、どうして...
■昨日11月7日は立冬でした。に木枯らしの季節到来です■インフルエンザ警報が各地で出され、世界では、死者数が6000人を超えたと報道されていた。古代エジプト時代から、インフルエンザとみられる病気の記録が残っていることから、人類は、この世に誕生してからずーっとインフルエンザと戦っていたんだと思う。最も重大な転機は 1918年から1919年にかけて発生した「スペインかぜの世界的な大流行」だ。世界中で感染者数6億人、死...
■巣穴で冬眠ならぬ昼寝をしている愛犬■薄暗い時間帯に散歩していた10月には たくさん飛んでいたコウモリが、最近は全く居ない。地震の前兆か?大きな災害でも起きるのか? 冗談はさておき、多分、越冬の準備だろうと思っているのだが、少し早い?この時期のコウモリは、冬眠を前に交尾の時期だったと思う。(子供は来年の6月頃に生まれるらしいのだが・・・コウモリの面白い習性はおいといて、)そろそろ、コウモリ以外にも、小...
■紅葉し始めた田貫湖のもみじ動物の冬眠で、思い出した!もう少し寒くなると、山のあちこちで落ち葉の寝床が楽しめる。お茶の木の下敷きに用いるために 山にはワラ束がストックしてある。そのワラ束でダムを作り、大量に集めた落ち葉を その中いっぱいに入れる。ワラも落ち葉もふわふわで、頭から落ちても 全く痛くなかった。もう、紅葉のシーズンになるとワクワクしたものだ。うっかりすると葉脈のような 多少硬い部分が衣服...
■我が家の桜も 葉っぱがほとんど落ちてしまった私の育った田舎では 冬になると 堆肥用の落ち葉を、肥料袋に何袋も、何回も取りに行った。この作業は学校でも、家でも子供の作業であり、この時期になると、其々が自分独自の場所に取りに行った。学校にも、桜やケヤキなどの落葉樹は沢山あるが、小石やその他のゴミが混ざりやすいので、近くの山にある大量の落ち葉が重宝された。校庭に落ちた落ち葉は基本的に落ち葉焚きによって...
■我が家の屋上庭園の楓は、紅葉ではなく鮮やかな黄葉です。「青柳」という種類でしょうか。家庭での堆肥作りは学校での「堆肥を作る」という目的を持った作業と言うより、毎日の食事で出る生ごみを処理するという、暮らしの中の当たり前の作業だった。家庭の生ごみは三角コーナーから直接、家に隣接した畑の片隅に掘られた大きな穴に捨てる。生ごみを捨てる際には、その都度、米糠をまぶしておく。穴は、献立や季節にも左右される...
今日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日! 毎年のように「今年の出来は最高!」という評判なので、何種類かのボジョレー・ヌーヴォーを買い、飲み比べ、毎年「??」と言う感覚になる。考えてみれば、ヌーヴォー自体が、その年に収穫されたブドウ(ボジョレーはガメ種)を使用した、その年のブドウの出来具合を確認するためのテスト酒。短期間でワインとして完成させるため、炭酸ガス浸潤法(MC:マセラシオン・カルボニック)と...
■靴を脱ごうとしたら、足の内側にしがみついていたオオカマキリ。この頃、急に寒くなった。妻が外で大騒ぎをしているので、行ってみると オオカマキリがいた。どうも 知らぬ間に妻の母の靴について運ばれてきたそうだ。この時期にカマキリとは珍しい。一般にカマキリは十月から十一月初旬にかけて産卵し、卵で冬を越す。カマキリは、その形態的特徴や卵鞘をつくることなどから,ゴキブリ類に近縁と考えられ、網翅目に分類される...
最近 毎日 家の中で蚊が飛んでいる。外に置いてあった鉢を部屋内に上げたからなのか、それだけ世の中が暖かいのか・・・前回、冬にはめずらしいカマキリの悲しい話をしたが、カマキリは農作物に食害のあるバッタやその他の昆虫を捕食してくれるので、人間にとっては益虫だ。同じ網翅目でも、ゴキブリやシロアリは、人間にとって最も嫌われる害虫だ。しかし、そういった奴ほど しぶとくて、そのままの姿で冬を越すことができる。...
■シロアリの群飛イメージ本来、シロアリの生息域は森林やサバンナなどで、人とは緩衝しない。そして、大量に発生しても誰も見向きもしない枯れた木を他の生物と競うことなく ひっそりと食している。枯れ木を燃やさずとも分解して土に返してくれるなら 益虫ともいえなくはないが、好き嫌いが多く、セルロースであればどれでもOKというわけにはいかないため、分解の効率が悪く、自然界の全セルロース分解の1%未満にも満たない...
■床下でのシロアリイメージは私にとって、まさに こんな戦闘シーンに近いものだ。シロアリを地底人にしたことにより敵の手強さが見えてきたと思うが、実はシロアリの兵隊蟻や働き蟻は目が見えないどころか、嗅覚すらも無いと言われている。硬いものにあたればそれを噛み砕き先に進む。進んだ先に食料があれば食べ尽す。中には味覚までないと蔑まれているが、最近の研究からそれはあり得ないことが解ってきた。そのため、シロアリ...