自宅近くの田んぼ:カルガモがいます私が散歩するようになって、何とか1年が過ぎました。メタボ検診で恥をかきたくない一心で、言うなればつまらないプライドからはじめたのですが・・・・歩き始めてすぐに気が付いたのが、静岡市内の野鳥の種類の多さです。あくまで私の推測ですが、温暖な気候と自然が豊かなことに加えて、高い山と海に挟まれた、奥行きの無い平野によっ...
今日もノリノリで散歩に出発です!!私の散歩は、薄暗い頃より起き出して(写真は真っ暗ですが)、住宅街をぬけてちょっと離れた田園地帯をまわって帰ってくる所要時間1時間弱のコースです。ホトトギスの鳴き声の響く、薄暗い街中を北に向かって20分程歩くと、わりと広い田園地帯が広がります。今一番ポピュラーなのは、なんと言ってもカルガモでしょう。基本的には1年中見かけますが、今なら田んぼさえあれば、市内の至る所で見...
今日の静岡は、朝9時前よりいきなりの雨。予報では雨は昼からだったはず。だから午前中に屋上の草むしりや、ツゲの剪定で出た大量のごみを後片付けるつもりだったのに・・・結局、雨の中での慌しい作業になってしまった。ところが雨は一日中降るかと思い気や、午後3時位には止んで、晴れ間すら出てくる始末。あまりに悔しいので、雨上がりに歩いて買い物をすることに。途中の田んぼで「クワッ、クワッ」 おおきな鳴き声に振り向い...
里山の水田:きれいな水で美味しい米が採れます。 ビニールテープやネットなどは去年までは無かった鹿除けの柵です梅雨の晴れ間、打ち合わせで山梨に行くことになった。6月初旬に田植えをした実家の稲の成長を確認するため、1時間程の余裕もって出かけた。イベント的な参加ではあるのだが、田おこし、田植え、稲刈り、稲扱き(脱穀)等は出来る限り参加している。先日母から、「田んぼに鹿が出て 稲の一部が...
タニシ:我が家の水田では、稲作に必要な生態系というよりは食べるのが楽しみで育てている。タニシ(マルタニシ・オオタニシ)は 海から遠いこの里山では貴重な蛋白源だったので、昔からよく食べられている。この地方では一般的にツボと呼ばれ、アサリの味噌汁より汁が少なめで濃い味噌汁に貝殻のまま入れて、ある程度煮込んでたべる。肝蛭(カンテツ)など他の寄生虫を持っている可能性が高いので生では食べない。その味は絶品で...
タニシを始め、田おこし前の水ゼリなど、田んぼは稲を作るための場所だけではなく、いろいろな副産物の採れる場所として、食と密接に絡んでいる。その上、この地域で育てられているのは全て自分達自身が食べるための米である。したがって、農薬や肥料を売りたいJA(この辺では今でも多くの人が「農協」と呼んでいる)の熱心な指導があったにもかかわらず、農薬や、化学肥料を大量に使う、一般的な農業は普及しなかった。しかし、完...
鹿除けのための防護柵のため、田んぼの風景が異様なものとなってしまった。半世紀前から始まった野生動物の逆襲、イノシシから始まり、30数年前からはハクビシンの被害が増え続け、20数年前にはサル、そして、そのサル被害が年々深刻化する中で、4,5年前から鹿となり、それに寄生する山ビルにより、山里に近づくことすら,拒まれ始め、とうとう、今年は鹿が水田にまで現れ、直接被害を及ぼすとは とても信じ難い。今は水田のある...
猿よけの柵:今年になって設置した、電流の流れる野菜畑の柵野生動物と人との共存は 人が明け渡した山里領域の奪還にあると思う。勿論、同時に適正な数の頭数制限は必要である。食物連鎖の頂点にいたニホンオオカミが絶滅したことにより、イノシシ・シカ・ニホンザル等の野生動物が異常繁殖することとなり、人間や農作物に留まらず森林や生態系にまで大きな被害を与えるようになったことは周知のことだ。アメリカでは絶滅したオオ...
前回、「野生動物と人との共存は 人が明け渡した山里領域の奪還にあると思う」「理想は里山の健全な生態系を取り戻すこと」と述べた。それは、里山の住人自身が豊かに暮らしていくためである。だがおそらく、現在、この地域に住んでいる人では、この野生動物との領域争いには勝てないだろう。なぜならば、現在、置かれている状況が異常だと思いつつも、その時々の状況に合わせて、生活基盤を切り替えて農業依存度を下げることで解...
今年は蝉の鳴き声が少ない。我が家の庭に6m位の桜があるため、例年、この季節になると、クマゼミの鳴き声で日中は殆どまともに会話が出来ない状況である。静岡市内の市街地付近の蝉は7割以上がアブラゼミとクマゼミに占められる。7月の前半には多少のニイニイゼミの声も聞くが、ほんの短い季節である。そして、8月後半からツクツクボウシとなる。ちなみに、実家(たびたび登場する山梨県南部町福士川流域)にいる蝉は、ヒグラシ3割...
7月21日、山口県や鳥取県などで総雨量300mm近い記録的な豪雨の影響で土石流が発生し死亡者や行方不明者が出ていることが、毎日報道されている。亡くなった方、行方不明の方、そのご家族の方々のことを考えると、本当に耐えられない。そして、こうしたニュースを見る度に人事ではない不安と心配にいつも怯えてしまう。私の故郷の里山は、年間降水量が2,500mm前後という山梨県の中で最も多雨地域で、その殆どが梅雨時から台風シ...
各地で被害を出している豪雨だが、故郷の里山でも24日の4時~7時までの3時間の間に120mm位の雨が降ったらしい。この時の最大の時間雨量は70mmだったそうだ。母から家の前の川が一瞬にして増水したことを聞いて心配したが、その後は雨もおさまり、川の水も見る見るうちに少なくなったらしい。気になって、26日(日曜日)帰郷してみると、父は朝8時前から 「せぎ組合」 の復旧作業に参加して不在であった。 ...
■植林地を流れる川の風景(石合川)川岸近くは植林を行わず、自然の状態か広葉樹を植える林野庁は京都議定書目標達成計画における森林吸収量の目標値(1,300万炭素トン)の達成に向けて、平成19年度から平成24年度の6年間に、毎年55万ha、計330万haの間伐を行うことを決定し、平成19年度は、間伐材利用量が3,440,000m3あったと発表している。 ■間伐前の森林の風景 ■間伐された森林の風景利用さ...
間伐材がどうして、森に捨てられるか?それは以下のような状況だからだ。間伐は、植林後、15年~20年程度で1回目が行われる。(全体の本数の30~35%を伐採する)間伐される径の細い材は、昔は「足場丸太」として出荷されていた。一回目の間伐の後、10年以内、平均胸高直径が17cmぐらいになった時を目安に2回目の間伐を行う。(本数にして30~35%を伐採する。)直径17cmになると、心持ち(しんもち)柱材1本が収穫できる。■第...
林道から離れた場所での間伐材搬出は、結局は荷役動物に頼るしか方法がないのか?それは日本の昔の農業の復活か?それとも・・・・新たな荷役動物に頼るか?小型のトラクターのようなものに頼るのか?真剣に考えてみよう!■水牛、ロバ、ゾウ、それとも昔のように馬とか牛?? 環境にはいいが、(非現実的だし)林業が益々、一般社会から遠いものになってしまう。 確かに一般の人に知ってもらうのにはインパクトがあるのだが・・...
山深い場所での間伐材回収について、やはり、人間しかいないと思っている。それも、林業関係者ではなく、一般の人たち(老若男女問わず、子供も含めて)によって回収してもらうのがベストであると考えている。物理的には、木材の重さは平均樹径15cm、長さ3m以内として、凡そ80kg20kg以下となる。皮を剥いたり、表面の凸凹を多少整え、摩擦を減らせば、人間でも十分引けるであろうことは理解できることと思う。でも、実際はど...
一般の人に間伐材を引っ張ってもらうために、間伐材自身の価値を考えるのでは無く、間伐材を引き出す作業そのものに価値を見出したらどうだろうか?間伐材の移送について、私の経験を話そうと思う。 私は小学生から高校生の少年時代、夏休みの数日は、毎年、父と二人の兄と一緒に間伐作業をするために、近くの山に登った思い出がある。アブやブユ、蚊を避けるため、携帯用に吊り下げるタイプの蚊取り線香入れに 渦巻きの外側と...
冬休みになると、夏休みに間伐し、乾燥させておいた間伐材を林道、或いは車道まで搬送する作業を行う。当時は我が家には軽トラックがなかったため、車道から、家まではリヤカーで搬送することになる。家から山の入り口までは片道10分程度であった。また、リヤカーに積んで運べる量は、長さ3m、平均樹径15cm程度のものを20本程度が限界だったため、1日2往復、合計40本程度の作業を2日、3日間かけて行わなければならなかった。...
■間伐材を運ぶ馬道が縦横無尽に整備されたら・・・間伐材を人間によって引くために使う道は、多ければ多い程、役に立つ。引く人間の体力にあわせて引く量や、引く間伐材の部位等に合わせて最も適した道を選べばいいからだ。間伐材を引いてくる道をいくつか選択できるのなら道の選択の仕方によっては、一回に運べる本数や集積場までの時間なども変わってくる。だったらこれを数チームに分かれて競い合ったらどうだろうか?体力、摩...
■今日は彼岸の中日:今年一回目の稲刈りは一昨日終了した一昨日は、実家の稲刈りのため、久しぶりに肉体労働をした。ぎりぎり雨が降りそうで降らない、ちょっと肌寒いくらいの 農業をするには絶好の日和に恵まれた。兼業農家のイベント農業は、限られた日程の中で作業を終了させなければならないため、1日の作業時間が長く、休みを取らず、、、、頭も体も極限まで使う重労働だ。天気の良すぎる晴れの日は本当に辛い。今回の天候...