明日、11日は雑節の「入梅」地方により異なるものであるが、農家にとって梅雨入りの時期を知ることは、大事な田植えの日取りを決めるのに必要だったので、その目安として設けられた。そういえば、箱苗代を使用する以前は、稲の成長が遅く、6月中旬にずれ込む田植えの日は 殆ど雨だったような気がする。東海や関東地方の梅雨入りは例年、6月 8日頃といわれているが、今年は来週に持ち越される状況だ。梅雨は大雨による災害の発生し...
東北地方の一部を除き、入梅したらしい。これから約40日間、雨の季節となる。年間降水量の1/3~1/4がこの時期に降ると言われている。秋雨前線や台風と共に、最も雨による被害が多いので気をつけなければならない時期だ。ところで、先週日曜のお昼のこと。たまたま点いていたテレビのチャンネルで、東京の友人の建築家が話していた。東京外かく環状道路についての問題点を説明するためだ。私たちのような東京の外の人間にとって東京...
前回、東京の高台部分に計画されている東京外かく環状道路についての問題点について触れたが、低湿地帯だった場所では、東京都による地下水のくみ上げ規制の成果なのか、もともと地下水が豊富な関東平野だから、現在は、なんとか地下水が回復している。とはいえ、地下部分をこのまま人間の自由に使っていると、大変な事になってしまう。墨田区などの地下水位は1965年当時に比べて50メートルも上昇しているらしいし。JR東京駅で...
今日の静岡は朝から梅雨とは思えないほどのいい天気で、気温も30度を軽くオーバーしているが、九州南部では大雨による被害が徐々に拡大しつつある。昨年はあまり目立った被害はなかったが、2008年は、中国・近畿・北陸・東北地方を中心とした大雨により、兵庫県神戸市の都賀川の急速な増水で5人が死亡。関東甲信・東海・近畿・四国・九州地方を中心とした大雨では東京都豊島区で下水道工事中の作業員がマンホール内で流され5人が死...
前回、大量の雨水が江戸川に廃棄されてしまっている話しをしたが、われわれの仲間の建築家の黒岩氏は捨てられてしまう雨水を利用して、住宅の冷暖房に化石燃料によるエネルギーを消費しない興味深い住宅、エクセルギーハウスを開発している。■エクセルギーハウスの概念エクセルギーハウスは床下に貯水量が平均2㎥以上の変幻自在の形に変化できるビニール製の雨水タンクをもっている。ここが実に面白い。■床下のビニール製貯...
水の話(5)で、戸建住宅を中心に、雨水を有効に利用する一つの事例としてエクセルギーハウスの床下の雨水タンクを紹介したが、実際、東京都の住宅地と緑地を足した面積は、集合住宅の敷地も含めて、全体の約40%弱にしかならない。となると、集合住宅も含めた住宅地全体にエクセルギーハウスのシステム等を用いても、それ以外の6割の部分に降った雨水は、廃棄される事になる。そこで、数年前、そんな雨水に対処するシステムと...