24日の日曜日は、山梨県身延町にある富士川クラフトパークに
銀の8歳の誕生日プレゼントとして家族で出かけた。

■見晴らし広場から・・・いくつも遊べる施設満載です
公園敷地面積:53haからなる知る人ぞ知る贅沢な公園だ。
周辺人口が少ないせいか、大きなイベントが無い限り、いつも人は疎らにしかいない。
園内には広い芝生の場所がいくつもある。
我が家のプライベートドックランと称して
銀のストレス解消と家族のリフレッシュのため定期的に遊びに行っている。

■誰もいない芝生でボール遊びに夢中な銀
午後から雨が降るとの事だったので、10時位には着きたいと思っていたが、結局、11時近くになってしまった。
公園はいつもの通り静かだが、切絵美術館等も出来て、以前より人は多い。
それでもこの広さ、
ちょっと遠い芝生の広場に行けば、いつものように誰一人いない。
据付のベンチとテーブルでちょっと早めの昼食を済ませた頃には
一時的ではあるが、なんとなく天気が良くなってきた。
いつものように銀とボールの取っこをした後は、広い園内を探索。
(探索とは言うものの何回も来ている為、殆どの場所は行っているのだが・・・)

■少しでも人に遭遇する可能性のある場所を歩く時はマナーとして必ずリードをつけましょう.
歩き始めて、直ぐに
シカの糞らしきものが落ちていた。
気をつけて歩いていくと、
いたるところにあるではないか!

■鹿の糞

しかも、園内の遊歩道のあちらこちらに
熊出没注意の看板が設置されている!・・・びっくりだ。
先日実家の父から、熊が出た話は聞いてはいたが・・・・
10年、20年前では考えられない事である。
確かに昔、猟友会の人たちが打った熊やイノシシ、シカなど、シーズンになれば見る事はあった。
しかし、それは山奥の動物たちの領域に人が踏み込んで、捕らえたものだ。
それが今は全く逆である。
人間の領域に彼等が迷い込んだり、或いは、エサを求めて確信犯的に侵入しているのだ。
昔、「里山」は人々の暮らしとつながっていた。
そこに行けば薪や炭の原料があり、落ち葉は田畑の肥料、草は牛馬の飼料に活用できた。
そんな里山も、石油などへの燃料革命と山村の疲弊が重なると、人との関係が急速に薄れ、森に戻るようになる。
人が里山を必要としていたつい最近までは、人と野生動物の境界は、はっきり分かれていた。
「奥山」と「人里」の中間地帯にある「里山」の減少は、
森と人里の距離を縮める。
そして、警戒心が少なく、知恵のある
猿は
2~30年程前から里山が森化してきたことに気付き、人里に出没するようになった。
そして、次には
鹿や
イノシシ、
とうとう、山奥に住み、もっとも警戒心の強い
熊までが人里に出没するようになった。
ナラが雑菌で死滅するナラ枯れによりクマの餌になるドングリが減っているという話もあるが、
クマの生息分布が人里に偏ってきたとの見方のほうが正しい気がする。
人と野生動物のかかわりを調整してきた里山の変容が、何らかの影響を及ぼしているのは確実だ。
これから先、人里への熊の出没は、年々増加するであろうと推測できる。
そして、猿や鹿が人里で見かけるのが珍しくなくなったように
数年後には熊も珍しくなくなるのではないだろうか?
そのときこそ、里山崩壊の最終段階に入ったこということだ。
■野生動物と人間との境界はなくなった。根本的な解決策は無条件降伏による共存か?
ところで、花粉症の人にとって、来年は受難の年になりそうだ。
公園で見かけた杉の木には、若い杉の雄花が未だかつて見た事が無い位、たわわについていた。
雄花一つから生産される花粉量は4.5mg・・・・
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